ちなみに「菅野美穂のIn-LineSkating」には載ってません。スケート場でスピードを出す為にはかなり重要な技術です。平地を滑るだけなら「できたら格好良い」と言うくらいですけど。練習方法(例として左カーブの場合)1)静止した状態で、右足を左足の外側にクロスする様に置く練習。2)そのまま横に歩いてみる。3)不安が無くなったらゆっくり滑りながら行なってみる。4)徐々に速度を上げて、左足の外側に乗る意識を持ってゆっくり足をクロスしてみると言った感じ。スピードを出すときも「重心は前」を忘れずに。(5/7)誤字訂正 重臣→重心
後ろへ進むのは歩くよりスウィズルのほうが楽動きも前向きの逆になるだけ。前向きがしっかり出来ていれば動作は問題無い筈。前向きと違う所は「進行方向を見る事」人によって向きやすい方向があるので、確認してから挑戦しよう。練習の順番は1)スウィズル2)片スウィズル3)ムーブ(ストライドに相当する動きかな)となるでしょう。
解説:高速時にも使えるターン。スキーと同様に両足を平行にして体を倒して行います。1)スピードを上げる2)足を揃える3)体を曲がりたい方向へ向ける この時、曲がる方向の足を少し前に出すと良いらしい。4)アウトエッジとインエッジを使ってターン。「菅野美穂のIn-LineSkating」には「初めてアウトエッジを使う」と書かれています。指導の際、ここまではアウトエッジについて触れないほうが良いのかもしれません。パラレルターンに慣れて、アウトエッジに乗るのが怖くなくなってからなら次のステップにスムーズに進めるんじゃないでしょうか。’内側の足を前に出す’については、昔のスキーでもそういった指導があったのですが、「姿勢の安定と回転弧の差を吸収する」為なのでは無いでしょうか。たしかに前後差をつけた方が安定するしターンし易いです。
解説:滑っていて危険を感じたら「滑らない場所」に逃げ込みましょうという停止方法。1)危なくなる前に逃げこむ場所を見つけておく2)危なくなったら芝生(グラス)へ走りこむ(芝生の上ではウィールが回り難いので歩きながら減速できます)開成山の様に滑走レーンの隣が芝生だとよく使います。でも、あんまり頻繁に使うと稼動部に土が入ったり芝生を痛めたりするので緊急時のみの停止方法にできる様、他の停止方法を練習しましょう。
解説:ブレーキを使わない停止方法。「Tストップはウィールが減る」と思って私が一番初めに覚えた停止方法でもある。高速からの停止はかなりの慣れが必要。1)基本姿勢からシザース(前後に開く)へ2)後方に伸ばした足のかかとを上げる3)つま先を支点にパタンと返す(がに股になる)4)足が180度開いているのでなければ回転を始めるのでバランスを取る5)止まるまで待つと言った具合。〜症状〜●足を返せない(がに股になれない)180度にしたら止まれないのですから、気にせず「かかとを寄せる」位の気持ちでいいと思います。スタンスを広げればあまりがに股に出来なくても大きな円を書けます。●回転でふらつく(うまく止まれない)重心を片足(特に前足かな?)に掛けたままだと、綺麗な円が書けず減速もままなりません。両足均等に体重を掛け、回転の中心方向に少し傾き、遠心力に負けない様腰を落とすと上手にできると思います。遅い速度から徐々に練習すれば、次第に重心の場所もスタンスもコツとして身に付いていきます。慌てずのんびりいきましょう。ちなみに「菅野美穂のIn-LineSkating」の当該ページには、おおよそスピンストップでは無いと思われる菅野美穂のターンストップ(?)の写真が掲載されているのですが、誤植なんでしょうか?
ストライドIII=スピード競技だと思って記事を読んでいると、’Eddy's Work Shop’と言う講習会の内容がかなり良さそう。こちら に各参加者のリポートがリンクされているのでとても便利です。曰く、(後ろに)蹴り出すのではなく(前に)蹴り込むらしいです。この辺の感覚は、読むだけではなくやってみないとなんとも…。最近雨続き(12月なのに台風)なので、晴れたら練習してみよう。
『開いて閉じる』って簡単に言いましたが、簡単じゃないです。開く時は○かかとで地面を押しながら加速。(加重)○加速に負けない様に体を先行。閉じる時は○加速を利用して足を引き戻す。(抜重)○引き戻しで止まらない様に膝で力を吸収。腰から下でタメを作る。って事が上手にできる様にならないといけません。ざっと見ただけで足の左右の動き、体の前後の動き、上体の上下の動きとあらゆる方向に力が掛かり、そのバランスを取りながらタイミング良く動かなければなりません。きっと教える方も焦らなくて良いと思います。滑る事に随分慣れて、自由が利くようになったら見様見真似でできる様になるでしょう。『こんな滑り方もあるんだよ』って見せる程度で良いのかもしれません。
上記で解説している『荷物を渡すイメージ』は、体幹を捻る事で曲がるのですが、他にも方法はある様です。○大きく手を横に広げ『大の字』になり、曲がる方向の外足くるぶしを触りに行きます。(スキートレーニング系の『外足加重重視の曲がり方』です。)○曲がる方向の外足の膝に両手を置き、体を曲がる方向に向けながら膝を押します。(同じくスキートレーニング系。)パラレルターンに移行する場合、体の捻りは邪魔になりかねないと言う根拠で『荷物受け渡し』方式はあまり使わない様です。まぁ、要は曲がれる様になる事が先決。滑る楽しさ(上達の喜び)を体感してもらう為には、色々試してみる方が良いでしょう。
使っていない私が言うのも何ですが、ヒールブレーキはあった方が良いと思います。私が『ヒールブレーキが無くても良いのでは?』と思うのは次の場合(複数条件)です。○周囲に人が居ない○斜度が無い○充分なスペースがある○スピードを出さない○確実に止まれる上から順に重要だと思います。特に下の2つ(スピード・止まれる)は個人の認識の問題ですから、思い込みで事故を起こさない様、周囲も注意してあげる必要があると思います。ブレーキパッドが無くなったら’初心者卒業’ってのは言いすぎでしょうか?
しっかり体重移動が出来ない人の場合、○両膝に手を当て、常に前傾をキープ。○出し足の膝に乗せた手を離さない様に前の足に乗る(重心の遅れを矯正。意識を手に持って行く事でイメージし易い)とすると上手くいく事があるらしい。’ひざポジション’は、基礎の習得には良いかも。重心を自然と前に意識させることが出来、足に掛ける力も上半身の力を使う事で増やす事が出来、変化を体感しやすい。
また立ち読みの話題です。(「インラインスケートFUNトレーニング」)重心を低くし、タン(靴のスネに当たる所)を押し込む様に体重を掛け滑る様にします。と書かれていました。(例によってイメージでの引用)スキーより回転性能の高いインラインスケートは、ある程度慣れるとそれほどタンへの加重を意識しなくても滑れる様になるのですが、’3番ウィールに乗る’と言うポジションが身に着くまでは両手を前に出し後ろへの転倒を避け、タンに体重を掛けて足首の曲げを意識する事が、安全に基本の滑走ポジションを習得していくのに有効なのだと思います。
インラインスケートのプロテクターはプラスチックのプレートが付いていて、主に「滑る事で衝撃を分散させる」様に出来ています。私は最近、道満公園の皆さんに教わった’バレーの膝当て’を使用しています。このプロテクタ(保護材?)は「変形して衝撃を分散」します。インラインの滑走場所はアスファルトの上なので、このプロテクタの場合スライディングには全く非力です。でも’落ちる様に’転ける場合は最大限の力を発揮します。最近の私のこけ方の傾向は、手のひらはスライディング、膝は回転しながらの転倒で打ち付ける、と言う物なので非常に役に立って居ます。(以前は指の保護の為に軍手を着けて滑ってました。)体を守る物ですからあまり形式に拘らず’より安全なもの’を求めて良いと思います。
靴のサイズ違いには良く注意してあげてください。靴が緩いと、足裏で靴を固定できなくて、足を揃えても足首がハの字になる事が多い様です。靴下を重ねて履くか、中敷を入れてあげるかして、より足に合った状態を作ってあげましょう。多少サイズが合って無くても、小さい子はガンガン滑るのですぐ慣れますが、スピードが出て片足に長く乗る必要性が出てくると途端に行き詰まります。靴を履かせてあげた後、少し足元を注意深く見てあげてください。※アイススケートの靴でもよくある症状らしいです。靴の性能を生かせる様ちょっと気をつけてあげましょう。っていうお話しでした。
「インラインスケートFUNトレーニング」と言う本を書店で立ち読みしてきました。(後日、財布に余裕が出来次第購入予定(^^;)曰くストライドIIはフラットの時間が長く、ストライドIIIになると積極的にアウトエッジを使用しフラットの時間が短い。らしいです。(立ち読みイメージなので、間違った事を言ってるかもしれません。後日購入後訂正を入れます。)確かに片足に長く乗れる様になって来ると、アウトかインに乗ってる方が膝を曲げ伸ばしする関係上楽な気がする。反応を早くするには動いている方が良い、どんなに「次に繋ぎやすい姿勢」でも、関節を固定しちゃうとは始動が遅くなるもんね。スムーズで安定した動作を長く続ける為には…○路面変化にも耐えられるバランスの余裕○疲れ難い効率の良い滑りが必要なんじゃないかなと思う。関節を固定しない事で反応に余裕が生まれ、足首を曲げ腰の位置を低くする事で太もものストロークを効率良く使えるんじゃないかな?基本のフォームは、やっぱり大切っぽい。
解説:ストライドから発展し、スピードを上げた状態。ストロークが大きくなり、片足に乗る時間も長くなる。スピードに負けない為に重心を下げる事を意識する。技術的にはワンフット直進滑走の後になるだろうか。私の考えるストライドの分類は…(くれぐれも鵜呑みにしない様に)I)インエッジ及びフラットを使用してストライドを行うII)インエッジ、フラット及びアウトエッジを使ったストライドを行うIII)積極的に腕を振り(もしくは上半身を屈め太もものストローク量を最大限に利用し)ストライドを行うストライドの効率を高める為には1)ウィールはほぼ平行(蹴りだしは横)2)重心の下にフレームが来る安定した姿勢を保つ3)足首・膝を充分に曲げ、蹴りだしのストロークを稼ぐと言った所でしょうか。突き詰めていけばスピードスケートの基本へと繋がって行くのだと思います。〜症状〜●スピードが伸びないかかと重心を心掛けると良いかも。重心がつま先に近付けば、片足に乗っている時のブレが大きくなる’気’がします。(5輪がスピードに乗れるのもフレームの長さによるブレの少なさが貢献しているのだと思います。)スピード競技は「減速を少なく」と「加速を効率良く」の両方が必要です。注意:私はスピードスケートに詳しくないので、かなり間違った事を書いている可能性があります。ご意見・ご指摘の程よろしくお願いします。